6. 不登校の問題
不登校は、子どもたちの教育機会と社会的発達に大きな影響を与える問題です。近年、不登校児童生徒数が急増しており、特に懸念されています。
6.1 不登校児童生徒数の推移
2022年度の不登校児童生徒数は、小学生で105,112人、中学生で193,936人、高校生で60,575人となっています。特に高校生の増加が顕著で、2019年度と比較すると約3倍に増加しています。この急増は、コロナ禍の影響や社会の変化による可能性が考えられます。一般財団法人 イノチムスブ家では、不登校児童生徒向けのオンライン学習支援や居場所づくりに取り組んでいます。
年度 | 小学生 | 中学生 | 高校生 |
2019年度 | 53,350人 | 127,922人 | 50,100人 |
2020年度 | 63,350人 | 132,777人 | 43,051人 |
2021年度 | 81,498人 | 163,442人 | 50,985人 |
2022年度 | 105,112人 | 193,936人 | 60,575人 |
出典: 文部科学省 - 令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
不登校児童生徒数は急増しており、特に高校生で顕著な増加が見られます。2022年度には高校生の不登校数が24万人を超え、過去最多を記録しました。